選手育成コース


育成コースの目指すもの


指導者から、選手・保護者へ

@ 指導とは,教えることではなく,導くこと

ボ−ルリフティングという課題を例に書きます。

どのチ−ムでも、最初の頃は、ボ−ルリフティング  ○回という課題を設定するでしょう。

子どもたちはその課題に向けて一生懸命練習します。

課題をクリアするまでの間、子どもたちは試行錯誤しています。
この試行錯誤している間に、子どもたちはいろいろなことを身につけます。

頑張る心
足首を伸ばす、インステップキックの形
足首を曲げる、インサイドキックの形

ボ−ルの中心に足を当てる感覚
ボ−ルが体から離れたときのステップ

ボ−ルコントロ−ルの感覚
ボディ−バランスの感覚

そして出来たときの喜び、充実感

しかし、なかなか出来ない!
子どもの苦しむ姿を見るとかわいそうになってくる!
ついつい口出しして、教えてします。
「ああしろ、こうしろ。」と口を出す。

そのときは出来るかもしれないが、子どもが成長していくチャンスを奪うことになる。

試行錯誤しているプロセスで、学び方を習得しています。
学び方が分かった子どもは、サッカ−のすべての疑問に対して
自ら答えを出す努力をするようになるでしょう。

サッカ−という競技は、一生をかけて答えを探すスポーツです。
答えはないと思うのですが、最後まで追求する。
そんな選手を育てたいと思っています。

アドバイスも時には必要です。
アドバイスをするときは、強制はしない方がいいでしょう。
やらせてみて,どうだったかたずね、子ども自身の感じた判断にゆだねる!
教えることと導くことの違いはココです!


A サッカ−を教えるのではなく、人を育てる。

試行錯誤のプロセスは、人として生きていき上で、すべての課題克服のプロセスと同じです。
あきらめるのではなく、出来るまで頑張り続けることの大切さを
サッカ−という競技を続ける中で身につけさせる。

サッカ−という競技者として優秀であるならば
人間としても優秀であるとおもう。


選手もその周りの人も、すぐに答えを出そうとせず、
辛抱することの大切さを体験してもらいたい。

教えて出来るなら、誰でもプロになれる!


B 育成コ−スで指導する内容

1) SAQトレ−ニング
身体能力の代名詞・S−スピ−ドUP

ランニングメカニズム  足の速い選手の走り方
かかとをつけない
腿があがる
手を振る
背筋がのびた姿勢
これを身につけるには,スキップが最適

足の裏が地面に接地している時間が短い
足の裏でしっかりと地面を蹴る
これを身につけるには,ショ−トスキップが最適

フォ−ムの改善として,スキップが大きな効果を発揮する.
兵庫FC独自の理論

A−アジリティ−UP ・  Q−クィックネスUP
まっすぐ走らないサッカ−選手には重要なトレ−ニング
スピ−ドトレ−ニングと共に実施。


2) 基本原則

ミ−ト・ザ・ボ−ル
ルック・ビフォ−
ワンタッチコントロ−ル
パス&ゴ−

試合のすべての場面で、要求される基本原則を身につける

3) 個人戦術

攻撃の個人戦術
敵から離れてフリ−になる
スペ−スを作る
相手の裏をとる
攻めの方向を変える

守備の個人戦術
インタ−セプトをねらう
コントロ−ルの瞬間をねらう
前を向かせない
カバ−リングのポジション


4) 基本原則・個人戦術を可能にするスキルの獲得

ドリル練習
基本的なタ−ン・フェイント学ぶ
身につけたタ−ン・フェイントを組み合わせて使う


兵庫FCのあゆみ

参考にしてください
自己評価として使用すれば,効果があるでしょう。